福井県の越前陶芸作家、いいだくにこさんの作品。
越前焼は、福井県丹生郡(にゅうぐん)越前町(旧宮崎村、織田町)に粘りのある鉄分の多い陶土があったことによって生まれました。
昔は、良質な土を見つけるとそこに窯元の集団が集まり、そこで焼き物を製作し、その場で窯を作り焼成していました。そして土がなくなるとその集団はまた良質な土を求めて移動しており、現在その窯跡はこの陶芸村近辺を中心に200基以上発見されています。
いいだくにこさんのうつわは、800度で素焼きを行なった後に、1230度位で本焼きを行います。釉薬は企業秘密とのことで、マット感のある釉薬が特徴的なため日本酒や乾き物とあわせて楽しんで頂けます。
コーヒーを長時間いれておくと色がつきやすいのでご注意ください。一方で使用することで、すこしづつ変わる器の風合いも楽しみです。